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どこまでも 行こう~♪
道は 険しくても♪
口笛を吹きながら 歩いて行こう♪


では、行きましょう。
てくてくてくてく…。

ゴッチン!

あ・アイタタタ。
何なんだよう。
壁?
何か書いてある。
「腎臓」だって。

これ以上進めないの?
いいもん。
右に90度、方向転換~!

あ。
うーちゃんは、ねーちゃんのあとからついてきてね。
ゴッチンすると痛いから。
てくてくてくてく…。

ゴ・ゴッチン!

アイタタタタっ。
タンコブの鏡餅になっちゃった、今度は何?
は?また壁?
「腫瘍」だって。

こっちもこれ以上進めないの?
いいもん。
更に右に90度、方向転換~!
てくてくてくてく…。

ゴッチーーン!

痛ーいっ。
また壁なの?
タンコブの鏡餅、3段に増えちゃった。
なになに?
「肝臓」
あ、そう…。

こっちにも進めないの?
いいもん。
更に更に右に90度、方向転換~!
てくてくてくてく…。

ゴッチーーーーン!

ん、もう!
今度は何の壁?
え?
「高齢」!

…わかってるもん…。
わかってるけど
もう、進んで行く場所がなくなっちゃったな…。


うーちゃん、疲れたねえ。
ちょっとお座りして休憩しよう。
はあ、どっこいしょ。

…う・うーちゃん!
大変っ。
上見て、上っ!
天井が開いてる!!

…ああ。そうだね。
四方が壁の中を歩いていたのに
足元がちゃんと明るかったのは
天井が開いていたからだったんだよね…。

下ばかり見て
必死に歩いていたから
そんな当たり前で、でも、ありがたい事に気がつかなかった。

高い高い壁に囲まれた、小さな四角い空。
それでも
陽の光だって差し込んでくるし
風だって色々な匂いで、便りを運んで来てくれる。



この小さな四角の中が
うーちゃんと介護人の場所ならば
ここで精一杯生きていこう。

精一杯の嬉しいと
精一杯の楽しいを
うーちゃんと一緒に見つけながら。
許された時間の限り
これからもずっとずっと。


こんな小さな四角い空にも
ちゃんと
織姫さまと彦星さまが輝いているのが見えるのだから。





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