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2005年2月末日
ここは居酒屋「虹の橋」。


へぃ、いらっしゃいっ!

あ、あんたさん新顔だね。

四十と九日のお勤めが終わって
たった今、こっちに着いたところかい?
そーかいそーかい、お疲れさん。

まぁ、ゆっくりしていきなよ。
ここではもう、辛いことなんか何もねぇし
時間だって、あんたさんの望む通りに流れるんだ。

駆けつけ一杯、またたびビールでいいかい?
大ジョッキで?
ほぉ、イケるクチかい、嬉しいねぇ。


…あれ?
あんたさん「千太親分」さんじゃねぇか。

いやだねぇ、名乗っておくれよ。
この界隈じゃ、あんたさんの名前を知らないヤツなんていねぇんだからさ。

聞いてるよ、
あんたさんと姐さんのこと。
誰もがうらやむ最高の夫婦だったんだってねぇ。

オギャーと生まれて目が開いて
そん時に初めて見た顔が
あんたさんのかけがえのないひとになったってわけだ。

しかも
それじゃ、あばよ!って目を閉じる時
おんなじ顔があんたさんの目の前にあったんだろ?

なぁ。
それって最高の贅沢だぜ。
あんたさん、いい生涯送ってきたんだな。

ささ、もう一杯どうだい。
遠慮はいらねえよ。


へっ?
もう行くのかい?
今来たばかりじゃねぇか。

なになに?
アイツをひとりにしておけないから早く戻る?
ああ、姐さんのことかい。
そりゃあそうだろうが、まあ、いくら何でも忙し過ぎやしねぇかい?

ん?
「ソーテーガイノオマケ」も連れて戻るから
とにかく急がなくちゃならねぇって?
はぁ…。
なんだか、わかったよーな、わからねぇよーな。

そーかい。
じゃあ…、まあ、気を付けて行きなよ。

…って、オイ!
もう行っちまったじゃねぇか!!
おうおう、あの転がるような急ぎ方。

親分さん、危ねぇよぉー!
ほらほら
右足の次に左足だってばよぉ。
慌てて一緒に出すからコケるんじゃねぇかよぉ、おいおい~。

…はは。
姐さん、アンタ、相当惚れられてるねぇ。


それにしても
よっぽど嬉しいに違いねぇ。

あんなに 目っ尻下げたまんま 行っちまったよ。



さあ
親分さんは無事に恋する姐さんの元へ戻れたのでしょうか。
おあとは、姐さんの日記におまかせする事にいたしましょう。



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